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投稿者 メディカルスキンケアセンター カトルセゾン | 記事URL

犬の皮膚病 スキンケア治療②

前回の続き、スキンケア治療②となります。

前回紹介した治療症例で考えるべきことは、「菌を抑える殺菌治療で改善が認められない」原因を探ることです。


ここで医療とはまったくことなる分野の例えになりますが、視点を変えてみましょう。

例えば、「台所の排水口から臭いがある」とき、

『排水口に消臭剤を入れ、空間には消臭剤スプレーをまく』

それとも

『排水口周りの清掃(ヌメリ取りやネット交換)を行う』

どちらを行いますか?

もちろんどちらも「臭い」に対しては有効かと思いますが、より根本的な解決策として有効なのは後者ではないでしょうか?消臭剤や消臭スプレーは臭いを消すことに対して非常に効果的ですが、臭いの出る原因はまったく解決していません。しばらくすると再び臭いがでてきます。おそらく臭いの原因は排水口にあるヌメリ(細菌の住処)ですから、臭いの原因を除去することが最善の方法だと思います。

この例を今回の皮膚病にあてはめると、「消臭剤⇒殺菌治療」、「清掃⇒スキンケア治療」に相当します。




このように、スキンケア治療というのは「根本的な解決策」として非常に有効な治療法と考えています。決して殺菌治療が間違っているというわけではありません。治療効果が思わしくないとき、殺菌治療で病原菌が減少しない場合にはスキンケア治療が十分かどうか、考え直すべきかもしれません。




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犬の皮膚病 スキンケア治療①

「皮膚に赤い湿疹がある⇒菌が認められる⇒殺菌しましょう」、非常にシンプルで皮膚病治療の根本にあるようなスタイルです。

特に問題があるわけでもなく、こういった治療で初期の皮膚病の大半は改善させることが可能です。
これは一般的に「対症療法」とよばれる治療法で、

①病変部を検査すると菌(細菌、真菌)が認められる。
     ↓
②菌が原因で病気を起こしているのでは?
     ↓
③菌をやっつけたら病気が治るのでは?
     ↓
④「細菌には対しては抗生物質」、「真菌に対しては抗真菌剤」を使用する。

こういった考えがベースになっています。



では、病変部に認められた病原菌(細菌、真菌)は、抗生物質や抗真菌剤によって確実に減少するのか・・・・・?

理にかなった治療法で、大半は改善するのですが、やはり大半であって改善しない症例も数多くいます。

※以前にもお話したことのある「抗菌剤に耐性をしめす菌」による皮膚病に関しては、ここでは含めません。


今回の治療は、「病変部に細菌・マラセチア(真菌の1種)が認められたため、抗生物質と抗真菌剤と投与するも改善が認められず、スキンケア治療によって劇的に改善した症例」についてお話します。




【スキンケア治療前】

          


頚部の拡大

              

肩~上腕の拡大

              


この症例の病変部には、顕微鏡で「細菌」と「マラセチア」が多数認められました。

薬剤感受性検査のもと、抗生物質と抗真菌剤を4週間、同時に自宅での殺菌系薬用シャンプーを指示しました。痒みの改善が認められなかったため、3週目にはステロイドを1週間使用しましたが、「服用中は痒みが止まり、減量して再び痒みが元に戻ってしまう」という結果になりました。上記の写真はステロイド減量(1mg/kg→0.5mg/kg)した直後の状態で、改善は認められませんでした。

そこで院内で「殺菌ではない、皮膚バリア機能改善を目的としたスキンケア治療」を実施することになりました。
                
【スキンケア治療後】
頚部拡大

 
肩~上腕拡大

 
※スキンケア治療3日後

明らかに痒みが減少し、それ以上に皮膚の病変部の改善が顕著に認められています。

この後3回スキンケア治療を実施したところ、痒みはほとんど消失し、顕微鏡上にも細菌・マラセチア(真菌の1種)も認められませんでした。



何度もお話しますが、「菌がいる⇒殺菌治療」は間違いではありません。今回の治療症例にも行いましたし、スキンケア治療中も併用しました。
※殺菌治療・・・抗生物質、抗真菌剤、殺菌系薬用シャンプー


ここで考えるポイントは、「菌を抑える殺菌治療で改善が認められない」原因を探ることです。

次回に続きます。




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犬の皮膚病 ~食物アレルギー~

再発を繰り返す皮膚病の原因に、アレルギー性皮膚炎があげられます。
「痒い=アレルギー」、「再発=アレルギー」ではありませんが、基礎疾患にアレルギーがあると治療成績に大きな影響があります。

今回紹介する症例は、結果的に「食物アレルギー」と判定した「再発を繰り返す皮膚炎」を示した症例です。


【症状】

鼻周囲(上、横)の痒み&脱毛、口唇の痒み、指間の痒みetc

【病歴】

    半年~1年の期間をかけて、「痒み⇒治療⇒痒みなし(治療終了)⇒痒み再発⇒治療⇒痒みなし(治療終了)⇒痒み再発・・・」を繰り返している

    
【外観】

          

          

          

          


これらの病変部を顕微鏡で診ると、細菌やマラセチアが数多く検出されるため、抗生物質や抗真菌剤の投与により痒みの改善が認められます。

ですが、痒みがなくなり投薬が終了してしばらく経過すると痒みの再発が認められます。
この再発を何度か繰り返したため、アレルギー性皮膚炎を疑い「食事療法」を実施してみました。食事療法は、動物病院専用の療法食のみ(摂取する蛋白質の種類を制限)とし、おやつを含め一切食べないように管理します。


食事療法を実施して1カ月以降から、現在までちょうど1年経過しましたがこの1年間同様の皮膚病の再発は一度もありません。

【治療後の外観】

          

          

          




食物アレルギーの確定診断は非常に難しく、症状の改善と食物負荷試験(摂取して痒みがでることを確認すること)をもって診断せざるを得ません。実際の臨床分野で、改善した症例に再び痒みを引き起こすかもしれない食物を摂取させることは行わないため、過去の病歴と食事療法後の治療成績を比較することが「食物アレルギー」の判定基準となります。今回の症例も同様で、「どの種類の食物アレルゲンが原因か?」までは特定できていませんが、食事療法を継続しながら1年発症がないことを考えると、「過去の食事の中の何か?」が皮膚炎の原因になっていたと考えられます。

「アレルギー」という言葉が多く流れる中、純粋な食物アレルギーはそう多くないと言われています。ですが、食事療法は質の高い食事を摂取することによる身体の維持管理とともに、今回の症例の様な食物アレルギーの治療成績をよくすることができるため、非常に重要と言えるでしょう。あえて問題をあげるとすると、「すべての症例の体質に合う食事療法がない」ことでしょう。この点についてはいつかお話したいと思います。




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