院長ブログ

2017年11月17日 金曜日

犬の痒みアプローチ「LFプラス」に新成分追加

犬の痒みを伴う皮膚病治療に力をいれている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


当院では投薬治療のサポート、投薬治療を減らす目的のためにさまざまな治療アプローチを行っています。

その一つ、今の皮膚科医療ではあまりスポットがあたっていない「心因性」の痒みトラブルがあります。

もちろん適切な診断、適切な投薬治療があってこそですが、サプリメントも非常に役に立つアプローチです。

当院では必要不可欠なサプリメントとなっています。

今年の6月に開発した「ヒーリングケアLFプラス」ですが、非常に好評で継続使用の方が予想以上に増えています。

多くの方の利用があることにより、さまざまな成分を利用できるというメリットもあるため、今回2回目の発注にあた新しい成分を追加してみることにしました。





新しい成分は【 L-テアニン 】です。

L-テアニンはお茶に含まれるうまみ成分で、ストレス緩和・リラックス作用があることが報告されています。

この成分の追加で新しいヒーリングケアは

 ラクティウム : ストレス緩和・リラックス作用・睡眠改善

 ラクトフェリン : 抗菌、抗アレルギー、アトピー改善、免疫改善、ストレス緩和

 L-テアニン : ストレス緩和・リラックス作用・睡眠改善

となりました。

しばらくは従来のLFプラスと併売していきます。




まだ準備中のためオンラインショップには並んでいませんが、ご希望があれば備考欄にご記入ください。

ヒーリングケアLFプラス単独、2袋セット、スターターセットでのご注文時に対応できます。

11月19日(日)は大阪グランキューブで開催される動物臨床医学会に参加しますので、ご興味のある先生はお声かけください。


当院のスキンケア商品、サプリメントは以下のサイトからお買い求めいただけます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

投稿者 メディカルスキンケアセンター カトルセゾン | 記事URL

2017年11月13日 月曜日

【ポメラニアンの脱毛治療】アロペシアX(毛周期停止)

ポメラニアンやトイプードルに非常に多く認められる脱毛症「アロペシアX(毛周期停止)」(通称ポメハゲ)の治療に力をいれている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


ポメラニアンに多いアロペシアX(毛周期停止、ポメハゲ)の治療は色々な意味でデリケートです。

治療するか、それともしないかという選択肢から始り、治療しても生えない子もいます。

生える子に関しても、どれだけの治療期間で生えるか予測できないという問題もあります。

また、処方するお薬の取り扱いもデリケートな部類に入ります。

今回紹介するポメラニアンの脱毛症例も、「いつ生えるのか?」ですごく悩みました。

【症例】

 ポメラニアン  5歳  女の子(避妊済)  

【経過】

 〇1年前から脱毛

 〇かかりつけ動物病院で「アロペシアXの疑い」といわれている。

それでは初診時の状態です。



ポメラニアンの脱毛が多いわんちゃんは圧倒的にタヌキ顔ですね。

個人的にはタヌキ顔が好きなタイプですが、僕が人目惚れしたポメラニアンがアロペシアXになって当院に来ているので、僕はポメラニアンを飼うことができません(^^;

  獣医師がペットショップで一目惚れしたポメラニアンが、後日アロペシアXとなり治療した話


それではまずは頚部から。



続いて、右側面。


同じく右側面の腰のあたり。





続いて、背中の全体像。



特に腰に強く脱毛がでているため、腰の拡大。



アロペシアXで脱毛がめだつ大腿部尾側。




それでは治療後と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

















腰に強く脱毛がでていましたが、90%回復したと思います。



このようにブログにしてしまうと改善は一瞬かもしれませんが、実はかなりの期間を要しています。

実際に治療に要したのは・・・・・・・・・なんと、10ヶ月!

しかも10ヶ月かけて徐々にはえたのではなく、生え始めたかな?と思ったのは2ヶ月くらい前です。

おっ?と思ったのは1ヶ月前で、今回の受診で一気に生えてました。

治療初期の3~4ヶ月のころは初診時よりも減ったのでは?という時期もあり、治療側である僕としても非常に辛かったです。

痒みであれば1~3ヶ月でほぼ決着つくのですが、ポメラニアンの脱毛症「アロペシアX」はいつ治療結果がでるかわかりません。

1年たっても結果がでないこともあります。

治療に関しては絶対ではないので「いつやめてもいいですよ」ともお話しするのですが、僕が諦めたらそれで終了になってしまうので、僕が諦めることは絶対にしないようにしています。





・・・・そう、僕は自分の髪が薄くなっても絶対に諦めません(^^)


このエントリーをはてなブックマークに追加

投稿者 メディカルスキンケアセンター カトルセゾン | 記事URL

2017年11月10日 金曜日

【シーズーの皮膚科診療】アポキルが効かない痒み治療

シーズーのアトピー&アレルギー性皮膚炎、脂漏性マラセチア性皮膚炎などの痒みを伴う皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


当院の治療ブログでもたびたび登場している「アポキル」というお薬ですが、基本的には効果が出やすく副作用が少ないため非常に使いやすいお薬といえます。

ただどんな痒みでも抑えることができるか?というとそうではなく、効きにくい痒みもあります。

そのため診療では「アポキルが抑える痒みかどうか?」の判定と、「アポキルで抑えられない痒みにどうアプローチするのか?」の腕が非常に重要といえます。

今回紹介するのは「アポキルで改善するが、抑えきれない痒み」についての症例です。

【症例】

 シーズー  8歳  女の子

【経過】

 〇1年前半まえから当院で治療開始し、薬浴・アポキルによって著しい改善を認める。

 〇ここ数ヶ月、内股の痒みが強く、従来どおりの投薬治療で改善が認めらにくい


それでは、初診時から約1年半後の状態を紹介します。

顔・頚部・四肢はほぼ正常に近いところまで改善しています。




問題は内股、特に右の内股が皮膚炎をおこしています。






右に比べて左に同じような皮膚炎は認められません。





従来どおりの治療を継続していても改善が認められない場合は、新しいアプローチが必要です。

当院の初診からこの日まで使ったことがない別の治療法を併用しました。

約1ヵ月後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。







赤み、痒みともにほぼ消失しました。

アポキルを毎日服用していても抑えられなかったかゆみが、新しい投薬治療により数日で消失しました。

「アポキルが効かない」ではなく、アポキルも効果的だったが、すべての痒みを抑えるわけではないということです。

アポキルを処方するときにはこのアポキルによりどの部位の痒みがどの程度抑えられるのかを予測した上で、さらに「改善がなかった次の手」を準備して処方するようにしています。

「アポキルが効かなければお手上げ」とならないためにも痒みの原因を診極める必要があります。


今回の治療に併用したサプリメントは当院のヒーリングケアLFプラスです。



ヒーリングケアLFプラスは投薬治療の補助、アポキルの減量に非常に有効と考えています。

今回のシーズーの脂漏性マラセチア性皮膚炎の院内薬浴にしようしているスキンケア商品とサプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。




正確な診断、適切な投薬治療があってこそのスキンケア&サプリメントですので、遠方にお住まいの方は当院の遠隔診療とご一緒に継続されることをお勧めしています。



また、当院では個人動物病院向けに、皮膚科の診療提携を行っています。

診断・治療内容、スキンケア商品・サプリメントについて提携をご希望の方はお問い合わせください。






このエントリーをはてなブックマークに追加

投稿者 メディカルスキンケアセンター カトルセゾン | 記事URL

2017年11月 9日 木曜日

【チワワの皮膚科専門外来】アレルギーではないしつこい痒み

チワワのアトピー・アレルギー性皮膚炎、脂漏性マラセチア性皮膚炎などの痒みを伴う皮膚病治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


今回紹介する症例は、以前にも治療経過を紹介したことがあるチワワちゃんです。

   【チワワの皮膚科専門外来】チワワのアレルギー性皮膚炎

振り返ればもう3年も前で、もちろんアポキルがないときの治療結果です。

ここから欠かすことなく継続治療をし、非常によい状態を長く維持していたのですが、今年の春くらいから悪化するようになりました。

そのときの様子から紹介しましょう。

左足だけの写真です。










3年前の治療開始した頃の投薬量よりも随分と減量していたため、まずは初期の投薬量に戻してみましたが、3年前のような改善はありませんでした。

そこで過去の治療内容は一端保留にし、今まで行ってこなかった新しい治療方針を加えてみました。

新しい投薬治療から2ヵ月後の状態と比較してみましょう。


※写真をクリックすると大きくすることができます。












随分とよくなりましたね!

この投薬治療には内服の処方と、当院のヒーリングケアLFプラスを処方しました。



新しい投薬内容と、このヒーリングケアLFプラスの相乗効果で、元々継続していた内服はさらなる減量に成功しています。

季節により投薬量の調整があるかもしれませんが、随分と再発し難い体質になっていると思います。

当院のサプリメントは適切な診断と、投薬治療を併用することで、徐々にお薬をへらすことに成功しやすいと考えています。


当院で処方しているサプリメントやスキンケア商品は以下のオンラインショップでお買い求めいただけます。




適切な診断と、適切な投薬治療と併用することでよりより治療結果をえることができます。

当院ではメールと写真で継続する遠隔診療にも力をいれているため、ご希望の方は当院HPの遠隔診療ページのお申し込み欄からお問い合わせください。



また、当院では今年から個人開業に動物病院に向けて、皮膚科での診療提携を行っています。

ご興味のある方はお問い合わせください。



このエントリーをはてなブックマークに追加

投稿者 メディカルスキンケアセンター カトルセゾン | 記事URL

2017年11月 7日 火曜日

【犬の皮膚科専門外来】静岡の動物病院

シーズーの痒み、アトピー&アレルギー、脂漏性皮膚炎、マラセチア性皮膚炎の治療に力を入れて取り組んでいる皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


今日は静岡市の動物病院、「あん動物病院」で皮膚科診療を行ってきました。


【症例】

 約10歳 シーズー 避妊済み女の子

【経過】

 〇保護(5年前)から慢性的な痒みを伴う皮膚病

 〇アポキル、ステロイド外用(コルタバンス)、インタードッグなどのさまざまな治療に反応せず

 〇現在はステロイドを2日に1回服用にも関わらず改善しない


それでは初診時の状態、そして毛をカットした後の状態を紹介します。




続いて顔の左から、目の下~頬~口唇にかけて。



続いて、顔の右側やや下側から、口唇~下顎にかけて。




続いて、頚部と、その拡大です。






シーズーの頚部は重度の脂漏性皮膚炎が起きやすいのですが、今回はほとんど起きていません。



続いて、右前肢。











続いて、お腹~内股~甲にかけて。








続いて、背中。



一見なにもないようにみてますが、「いつも噛んでいる部位がある」ということで、腰背部を拡大してみましょう。




ここはいつも皮膚炎がおきており、常にフケがついているようです。

ただ、腰の部位以外の背中にはありません。




薬浴が適応になるため全身のカットを行いました。

もちろん病変の判断もしやすくなります。



頚部はたいしたことなくて、下顎の方がひどいですね。

頚部に重度の脂漏がないのもこの症例の特徴といえます。



続いて、右前肢。







腕の内側はやや赤いですが、外側はほとんど問題ありません。

しかし、四肢端は、





かなり腫れており、皮脂も多く付着しています。


反対の左前肢もみてみましょう。





右前肢と同様でした。


それでは薬浴に入ります。






オイルの使い方、シャンプーについて・・・・・在籍している看護師&トリマーの方にも解説しながら実演してきました。。

しかし予想より「スキンケア実演」として絵にならなかったのは構図の問題か・・・・いや、アラフォー獣医師2名でやったからでしょう(笑)



それでは薬浴後の状態です。






一過性の赤みはありますが、改善のための通過点です。


【総括】

一見シーズーの典型的・・・にみえなくもありませんが、実は少し違います。

そもそも典型であればアポキルとシャンプーである程度の緩和ができたはずです。

なぜアポキルに反応がなかったのか?

今回はその「アポキルが効かなかった理由」を考えるのですが、実はこの写真から推測することができます。

皮膚のどの部位を診て、どう評価するのかについて、解説してきました。

もちろん薬浴でどの部位を治療ターゲットにするのか、薬浴後の必要な投薬治療についても解説してきました。



また大石先生からは超音波の画像診断について色々教えていただくことができました。

大石先生、ありがとうございました。

またご報告します。

このエントリーをはてなブックマークに追加

投稿者 メディカルスキンケアセンター カトルセゾン | 記事URL

カレンダー

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

新着情報

一覧を見る

2017/10/25

※7月から診察時間が変更になっております。
詳細は診察時間案内をご確認ください。
<11月休診日のご案内>
毎週、火曜日・水曜日:午前午後休診
毎週、日曜日:午後休診

11/3(金):祝日のため休診
11/6(月):遠隔診療出張のため午後の受付は3:30~5:15
11/18(土):学会参加のため午後休診
11/19(日):学会参加のため休診
11/20(月):遠隔診療出張のため午後の受付は2:00~4:00
11/23(木):祝日のため休診
※その他、セミナー参加等により急遽変更になる場合がございますのでご了承ください。

2017/10/04

※7月から診察時間が変更となっております。
詳細は、診察時間案内をご確認ください。

<10月休診日のご案内>
毎週、火曜日・水曜日:午前午後休診
毎週、日曜日:午後休診

10/9(月・祝):休診
10/16(月):午前通常通り
         午後2:30~4:15
※その他、セミナー参加等で急遽変更になる場合もございますのでご了承ください。

2017/08/30

※7月から診察時間が変更となっております。
詳細は、診察時間案内をご覧ください。
<9月休診日のご案内>
毎週、火曜日・水曜日:午前・午後休診
毎週、日曜日:午後休診

9/18(月・祝):午前午後休診
(9/17(日)正午~9/20(水)休診)
9/23(土・祝):午後休診
※その他、セミナー参加等で急遽変更になる場合も
ございますのでご了承ください。

2017/07/29

※7月から診察時間が変更となっております。
詳細は診察時間案内をご覧くだいさい。
<8月休診日のご案内>
毎週、火曜日・水曜日:午前・午後休診
毎週、日曜日:午後休診
8/11(金・祝):午後休診
812(土):午後は4:15まで
8/13(日)~8/16(水):休診
※その他、セミナー参加等で急遽変更になる場合もございますのでご了承ください。

2017/06/30

7月から診察時間が変更となります。
それに伴い、薬浴最終受付時間も変更となりますので、詳細はHPの診療時間案内または、院内掲示にてご確認ください。